2017.05.12 好きなものを愛せない
「SMAP」と私の話。
最近SMAPの載った雑誌をめっきり買わなくなりました。
散財の方向は完全に仮面ライダーに向いています。
書店に立ち寄るのも仮面ライダー関係が中心なので、
duetチェックして、ホビーコーナーチェックして、
その流れの中で週・月刊テレビ雑誌や映画・演劇雑誌をチェックするような形です。
そんな感じで、この4ヶ月は過ぎていきました。
もともと雑誌は結構シビアに選別して買っていましたが、
それでも去年までは、「SMAP」という形があったときは、
まだ結構買っていたような気がします。
趣味費、SMAPだけで手一杯だったもの。
たとえメンバーが一緒に写っていなくても、
雑誌一冊に付き載っているのがひとりでも、
「あ、SMAP載ってる」と思えて、インタビューの内容やグラビアを見比べては、
最後まで迷ったらどっちも買うか、とレジに運んだものでした。
要因はいろいろとあるのかもしれません。
私自身もまだ、はっきりとは分かっていません。
ひとつは、年が明けて、5人バラバラに掲載された雑誌を見た時、
手にとって、グラビア見て記事を読んで、結局買えなかった。
「あぁ、こいつらもうSMAPじゃねぇんだな」と思ってしまった。
じゃぁお前らなんなんだよ、誰なんだよって、分からなくなってしまった。
私は今年で27歳になります。
彼らをはっきりと認識したのは、96年の森くん脱退の頃です。
私が彼らを知ったときから、彼らはずっとSMAPでした。
ドラマに出ていても、バラエティに出ていても、彼らはずっとSMAPでした。
個人の仕事をして、そこで得たことを何倍にもして還元するためのホームが有った。
私は、そのホームが何よりも好きです。今でも。
だからこそ、雑誌の購入を躊躇う自分の気持ちに戸惑っています。
好きなはずなのに、自担がいなくても買っていたはずなのに、
自担が載っていても買うことを躊躇してしまう。
もうひとつは、ラジオでメンバーのひとりが言った「いい顔していない」という発言。
これは3月中旬のラジオでの発言です。
私は彼のラジオ(…というか、話し方というか)に苦手意識が有るので、
ツイッターのTLをに流れてくる書き起こしを読んでいるのですが、
この発言を読んだ時の衝撃はかなりのものでした。
それは彼だけが感じているものなのだろうか、
それともほかのメンバーもそうなのだろうか。
それはファンの側にも、私にも分かるくらいの違いなのだろうか。
今年に入ってからのことなのか、それとも去年からずっとそうだったのか。
「最近」って、いつのことだろう。
彼は自身のテレビを見て気付いた、と言っていましたが、
改めて本屋に行って、彼のグラビアを見たとき、
私は雑誌でも同じことが言えるのかな、と思いました。
良い顔してるかどうかは分からなかったけど、お前全然笑ってねぇな。
笑わないってコンセプトなの? ここ笑ってもいい写真じゃねぇの?
カメラマンの要望なの? まぁ、それなら仕方ないけれど。
何冊か雑誌出ているなら、一つくらい自然に笑っていてもいいんじゃないかな。
バラエティの宣伝なんだからさ。
今はもう、そんなことはなく、
笑っている写真が(テレビ番組収録のスナップ以外で)あるかもしれないけれど。
キティちゃん理論で、私がそういう気持ちでグラビアを見ているから、
あるいはテレビを見ているから、そういう風に見えるのかもしれない。
彼だってそうだったのかもしれない。
けれど、どうにもその言葉が彼らが掲載された雑誌を見るたびによぎってしまう。
ファンでいるはずなのに難儀なことだなぁ、というのが現在の心境です。
形がなくなっても、何のためらいもなく個人の仕事を応援していけると思っていた。
少なくとも自担については問題ないだろうと思っていた。なんなんだ、このザマは。
一般の人よりは、今でもSMAPのメンバーが好きだと思います。
「ファン」だと思います。
ドラマだってバラエティだって、面白そうだなと思ったら見る*2。
この間のあさイチなんて部分的に書き起こししてしまうくらい楽しかった。
それでも、何か引っかかりを覚えてしまう。
この状態がいつまで続くのだろうと思うと、不安です。
来るか分からない再結成の日までか、
それとも自然にまた見られるようになっていくのか、
あるいはそのまま離れてしまうのか。
いずれにせよ、今は慎重に彼らと自分の距離を測っていくしかないのかもしれません。
付かず離れず、寂しさや辛さが最小限に抑えられる距離を。
最後は、寝言みたいなもので。
この間のスマステは、ふたりとも「いい顔」をしていたと思うのです。
そしてあそこには、私が追い求めているSMAPが、居たような気がしたのです。
幻想かもしれないし、ほかのメンバーとの絡みの可能性を思うと、
暗澹たる気持ちになるのは免れ得ないのだけれど。